ベトナムのインディーシーンの中でも集客力があるバンドの一つ『Ca Hoi Hoang』。日本語に訳すと天然鮭。
くるりの岸田くん(写真によってはユリオカ超特Qさん)を彷彿とさせるボーカルの目。そんな彼の歌声は特徴的で、ベトナムっぽさを感じられない。曲は、鍵盤が入れば、もっと良くなると思っていたところに、英語デビューと称して『Wild Salmon』というバンド名に変えて行ったソウルプロジェクトでの前回のライブは外国人のピアノ(曲によってはギターもこなす)をむかえて、Youtubeで聴ける音楽とは違う世界観を生み出していた。
2019年8月30日のダラット を皮切りに、ベトナム7都市(ダラット 、バンメトート、ハノイ、カントー、フエ、ダナン、ホーチミン)を回る今回の「fxツアー」のファイナル(2019年9月28日)であるサイゴン公演はかなりの期待を持って行って来ました。
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会場となったのはランアンシアター
会場となったのはランアンシアター。
市内中心部からCach Mang Thang 8通り(8月革命通り)を空港方面へと向かい、3/2通りを越えて直ぐのところにある文化スポーツセンター内にあります。
住所は291 Cach Mang Thang 8となっており、同じ敷地の中にレストランやスポーツジム、テニスコート、プールそして劇場(シアター)があります。
テニスをしないので間違っているかも知れませんが、確かベトナムオープンはここで行われています。
シアター(劇場)は、大型の送風機はあるもののエアコン設備がないのですが、雨の降っていない日は開閉式の天井が開いて気持ちの良い風が入って来ます。
19時開場
ベトナムにおいて開場が19時だったら、イベントが始まるのは20時くらいだろうと目星をつけて、19時50分頃に到着。会場外には演奏が漏れています。
会場に入ると、女性が歌っています。男性も一緒にいるのですが、勉強不足の私には誰だか結局わかりませんでした。
いよいよメインがスタート
20時30分、楽器の準備が終わったようで、前方(ステージに近いところ)が騒がしくなって来ました。そして「Ca Hoi Hoang」コールが巻き起こりますが、3分くらいで止んでしまいました。
静かになったところで、出囃子がなり御大登場です。
鍵盤を期待していたものの、鍵盤はなく通常の4人編成でのライブが始まりました。
興奮のあまりセトリを全然メモしなかったのが、ここからはコメントは尻すぼみになり写真で誤魔化します(笑)
ライブの終盤に、再び紙吹雪が舞ったところでDATMANIACも登場。盛り上がりは最高潮に達します。
そして涼しくなったと思ったら、いつの間にか天井(屋根)が開いていました。
お約束のアンコールが終わると、一度バンドメンバーははけます。
そして「Ca Hoi Hoang」コールが起こり、バンドメンバーが登場すると、これもお約束の会場を背景に記念写真にて終了。
会場出口では
会場出口では『ALL ACCESS』というイベント会社のスタッフが集まって通路を作り、出てくるお客さんに対して「モッ、ハイ、バー」との掛け声の後に「シンチャオ」と全員で声を出して送り出します。
駐車場の前で
駐車場の前で、どんな人たちが見に来ていたのかと気になり、出てくる人たちを観察。
ベトナムインディーシーンのファン層は20歳前後の大学生が多いのですが、Ca Hoi Hoangの客層は若い人もいれば、30歳前後の人たちもいてバラエティにとんでいました。
男の子はほとんどがTシャツにズボンなのですが、女の子はTシャツにズボンもいれば、おしゃれな装いもありました。
ずっと観察していた時、ホルモンのTシャツを着ていた男の子がバイクで疾走していき、妙にテンションが上がってしまいました。