ホーチミンで現地採用として働く人のブログ

グルメ情報, 寿司・日本食

タイバンルンのヘムに出来たまぐろ専門店『三代目かむら』へ行ってきました。

ネットフリックスで『海を耕す者たち~近大マグロの歴史と未来~』を見て、まぐろを食べたいと思っていたところ、週2で参加しているフットサルのグループLINEでタイバンルンにまぐろ専門店が出来たことを知り、平日の昼間のプレオープン期間中にフットサルのメンバーと一緒に行ってきました。

ツッコミどころ盛り沢山の『ベトナムまぐろプロジェクト』が長いので、時間がない方は”まぐろ専門店『三代目かむら』へ訪問”まで飛ばして下さい。

ベトナムまぐろプロジェクト

お店の場所は、かつて「でびっと」があったところです。でびっとと言えば、デビット伊藤さんが経営していたお店で、GFキャピタルさんがトータルサポートを行っていたラーメン店です。

『三代目かむら』もまた、GFキャピタルさんが関わっているお店で、今回はエバートラスト・フーズさんとの共同プロジェクト『ベトナムまぐろプロジェクト』の一環で運営されるまぐろ専門店とのこと。

近々、2号店が出来る『名代 宇奈とと』は特定技能で儲けるがテーマ(ベトジョー参照)でしたが、『ベトナムまぐろプロジェクト』の『三代目かむら』はSDGsと地産地消をテーマにしているようです。

SDGsとは

よく見かけるSDGs(エスディージーズ)について、あまりよく分かっていない人が多いと思います。私もはっきりと言ってSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称ってことくらいです。

日本語にした持続可能な開発目標って言葉を聞いて『?』ってなった人は多いと思います。私も『?』ってなりました。

ニャチャンなどのベトナム中部で漁獲されたマグロを使っている飲食店である『三代目かむら』とは結びつかないからです。とりあえずSDGsで掲げられている17の目標(一般社団法人イマココラボ参照)を書いておきます。

SDGsで掲げられている17の目標

貧困をなくそう

あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ

飢餓をゼロ

飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する

すべての人に健康と福祉を

あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する

質の高い教育をみんなに

すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

ジェンダー平等を実現しよう

ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る

安全な水とトイレを世界中に

すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する

エネルギーをみんなに そしてクリーンに

すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネ ルギーへのアクセスを確保する

働きがいも経済成長も

すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する

産業と技術革新の基盤をつくろう

強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る

人や国の不平等をなくそう

国内および国家間の格差を是正する

住み続けられるまちづくりを

都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする

つくる責任 つかう責任

持続可能な消費と生産のパターンを確保する

気候変動に具体的な対策を

気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る

海の豊かさを守ろう

海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する

陸の豊かさも守ろう

陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る

平和と公正をすべての人に

持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する

パートナーシップで目標を達成しよう

持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

強いて言うならば…

SDGsを調べても、どれのことを言っているのか私には理解出来なかったです。

強いて言うならば『つくる責任 つかう責任』が合っているのかなとは思いますが、『海の豊かさを守ろう』には反しているように思えてしまいます。

『ベトナムまぐろプロジェクト』だけじゃないですが、企業が掲げるSDGsって、具体的にどれを指しているのか教えて欲しいですよね。SDGsって聞くだけで、凄い取り組みをしているように感じてしまうから。

持続可能な漁業とは

このプロジェクトでは、ベトナムにおける持続可能な漁業の促進と日本食文化の魅力発信を目的として、ホーチミン市にマグロ専門店を出店し、ベトナム産のマグロを安くておいしい「和食」で提供する。

G-FACTORY子会社、日系マグロ加工工場と業務提携 「ベトナムまぐろプロジェクト」発足 - ベトジョー

ちなみにベトジョーの記事によると『持続可能な漁業の促進』と記載があるんですが、これだと飲食店と加工工場では難しいでしょ?(笑)

原則1:資源の持続可能性
過剰な漁獲を行わず、資源を枯渇させないこと。枯渇した資源については、回復を論証できる方法で漁業を行うこと。
原則2:漁業が生態系に与える影響
漁業が依存する生態系の構造、多様性、生産力等を維持できる形で漁業を行うこと。
原則3:漁業の管理システム
地域や国内、国際的なルールを尊重した管理システムを有すること。また、持続可能な資源利用を行うための制度や体制を有すること。

持続可能(サステナブル)な漁業とは? – 一般社団法人 MSCジャパン

もし、こちらのお店が繁盛したら需要が増え漁獲が増えることが予想されるので、資源の枯渇へと繋がる可能性が高いです。消費する会社二つが儲かるのは企業運営としては成功とは言えますが、『持続可能な漁業の促進』と言っている以上は近大まぐろのようにニャチャンでマグロの養殖を行うとか具体的な話があっても良いと思いますが、それはこれからなのでしょうか、情報は見つけられませんでした。

地産地消とは

聞き慣れた言葉ですが、『地産地消』がテーマだと聞いて、『え!?』って思われた人は多いんじゃないかと思います。なぜなら、地産地消って主に農産物で使用されることが多いことだけでなく、マグロがニャチャン産ということ。

お店は、ホーチミン。ホーチミンで取れたマグロなら地産地消って言われても納得出来そうな気はしますが…。

調べてみたところ

調べてみたところ、古い資料では農産物やその加工品に限定されていたのですが、最近は水産物も含まれているようです。

日本の農林水産省によると『地産地消』とは、”地域で生産された農林水産物を地域で消費しようとする取り組みのこと”をいうそうです。生産者と消費者の距離が近ければ近い方が良いそうですが、逆に遠い場合は、どれくらいの距離までを指すかという定義は見つけられませんでした。

>> 地産地消について興味がある方は農林水産省の『地産地消の推進について(令和3年4月)』(リンク:農林水産省のPDF)がわかりやすいです。

直線だと、もう少し近いとは思いますが、車でホーチミンからニャチャンまでは約430kmあります。約430kmというと大阪市から車で山梨県甲府市くらいまでの距離になります。

日本で大阪の人間が、山梨のブドウを食べながら「地産地消に取り組んでいる」とかいうと、「バカなの?」って言われそう…。

まぐろ専門店『三代目かむら』へ訪問

『ベトナムまぐろプロジェクト』にハマってしまい、ようやく本題。

プレオープン中の平日に訪問

訪問したのはプレオープン期間中の21日 金曜日 11時30分。

プレオープン中なのに『おすすめNo1』ではなく、『人気No1』。

日本にもあるお店なのかと思い調べたのですが、見つけられず。ちなみに初代も二代目も見つけられませんでした。

いきなり初代が三代目を名乗るのは、私の知る限りボブログ3世しか思いつきません。といっても、ボブログ3世は2世がオヤジで1世は祖父と言っており、いわゆる江頭2:45方式で、純粋な初代が三代目を名乗るパターンとは言えないかも知れません。(一人なのにバンドと言い張るボブログ3世が気になる人はこちらのYoutubeを)

お店の前には、マグロのモニュメントがあります。多分、原寸大なんでしょうが、一緒に写真を撮るには少し小さいような気がします。一緒に行ったフットサルメンバーは誰もこれについて話してなかったので、気づかないレベルなのかも知れません。気づいていたら、マグロを中心に記念撮影していただろうし。

訪れたのは平日の11時30分というのに、1階のカウンター席とテーブル席は満席。『この人たちは何をしている人なんだろ?』と思いながら2階の客席へと向かいます。

魚を扱っているお店なので壁には大漁旗が掲げられており良い雰囲気で、提灯で安い居酒屋っぽさを醸し出しています。

期待を膨らませるメニュー

普段、3万ドン前後のローカルで食べているせいか、どれを見ても高く感じてしまいます。

他のブログとかではリーズナブルと書かれているとこもありましたが私のような現地採用風情からすると”高い”と思ってしまいます。

後で写真を見てると、リーズナブルとは思いませんが、そこまで高くはないようにも感じます。お店でメニューを見ていた時は特盛以外の値段しか目に入らなかったせいかも知れません。

注文したのは、漬け丼 22万ドン、(味噌汁はサービスだったので)あら汁変更 1万ドン、ねぎま串 3万9千ドン、はらも串 3万9千ドン。

写真はイメージです

一緒に行ったフットサルのメンバーの一人が「写真はイメージです。」とシャレのようなトーンで言ってましたが、出てきたものは正に『写真はイメージです。』。

どんぶりから溢れんばかりのマグロ、マグロ、マグロ。

「おー!おー!」と叫んでしまいそうです。

現実は、これ。

どんぶりが小さい。お茶碗よりも少し大きいものの、どんぶりというよりも、少し大きめのお茶碗というサイズ。

メニューの写真を見て想像すると『食べれないんじゃ?』なんて思っていましたが、出てきたのを見ると『少ない!』というのが本音。

お茶碗一杯にマグロを並べられても、ねー。

味の感想としては、酢飯が温かかったせいか、身に温度が伝わっており、マグロが生温かくて、マグロの嫌な臭いが少し感じられるものになっていました。漬け丼というと、漬け用のタレがかかっているのをイメージしていましたが、そんなことはなくて味気ない感じだったせいで、テーブルにあった出汁醤油をかけて食しました。

酢飯が温かいのは、きよ田(3年以上前の話)やちよだ鮨でもそうだったから、ホーチミンで食べる酢飯は温かいのがベーシックなのかも知れない。

これは私の頼んだものじゃないですが、ねぎとろ丼の大盛り(ご飯も大盛り)。

ちなみにご飯大盛りは素人目には、ご飯並盛りと変わりませんでした。

あら汁。大きな骨が2個入ってましたが、骨には身が付いてませんでした。おまけに、汁の中にマグロの身もなかった。これは運なんでしょうけど。

ねぎま串とはらも串。

メニューには、タレ・わさび・おろしポン酢と記載があったんですが、プレオープン中のせいか選べたのはタレか塩(塩はメニューにない)。塩を注文しましたが、出てきたのはタレでした。

少しモッサリとした感じはありましたが、魚なのでこんなもんだと思います。

ねぎま串は、どこの部位かは記載がないから置いといて。

マグロのはらもと言えば、脂が乗っているイメージをすると思うんですが、全然脂っぽくなくて『ほんまに、はらもなの?』って思うくらいにあっさりしていました。

三代目かむら 鮪専門店の店舗情報

お店は、ラーメン『でびっと』跡地にあります。とみだやの直ぐ近くです。

営業時間:月〜土 11時〜23時、日・祝 11時〜22時

住所:8A/A14 Thai Van Lung, P.Ben Nghe, Q 1(Google Maps

*ヘムの中なので大して問題じゃないですが、Google Maps上では8A Thai Van Lungとなっているので注意。

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