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神田たまごけんって
友人から「オムライス専門店の有名チェーン店がデリバリー専門としてオープンしたらしいけど、食べた?」とLINEがあり、ホーチミンにオムライス専門店がオープンしたことを知りました。
『何て、お店ですか?』という問いに、「神田たまごけん」との回答。
申し訳御座いません、オムライス専門の有名チェーン店といえば、ポムの樹以外に存在していることを知りませんでした。
『有名なんですか?』と確認すると、「日本各地にあるらしい」と教えられ、調べてみることに。
東京・千葉・福岡に7店舗展開
「神田たまごけん」をGoogleで検索したら、会社のホームページを見つけました。
メニューから”店舗をさがす”をクリック。
”店舗のご案内”に表示されているのは7店舗。全国に散らばっているのかと思いきや、東京に東京に5店舗、千葉に1店舗、福岡に1店舗。
東京のお店は、東池袋に2店舗、千代田区に2店舗、高円寺に1店舗にあるようです。
『関西圏にないのは有名じゃねーし』って言おうと思ったら、京都の河原町三条店が半年程度(2019年10月25日〜2020年4月26日)あったらしい。で、京都のお店が10店舗目(関西初出店)らしいので、今が7店舗だと、このコロナで3店舗減らしたのでしょうか。コロナ恐るべし。
ちなみに東京の高円寺と千葉と福岡の3店舗は、フランチャイズのようです。
*イオン新浦安店は閉店し、東池袋に新店舗が出来ています。
神田たまごけんのウリ
神田たまごけんのウリは何かと調べていると、ピクルス無料(取り放題)とかスープ無料(飲み放題)とかっていう口コミを見ることが出来ます。
どうでも良い話ですが、思い出したので
神田たまごけんの本社がドミール池袋というマンションに入居しており、「豊島区役所の裏やん」って思ったら、豊島区役所が移転していたことに驚いた。
東京に上京して働いていた1年間は会社が用意してくれたマンション、ドミール池袋から徒歩10秒くらいのニュー池袋ハイツに住んでいました。住んでいるときは知らなかったんですが、後になって飛び降り自殺や首吊り自殺があったマンションだと知って合点が行きました。霊感が強いわけでもないのに、1年間の間に何度も金縛り(昼夜問わず)にあったし、誰も住んでいない空室から変な音も聞こえたし、誰もいない廊下に人の気配を感じたし、人生の9割以上の数々の心霊体験をしたマンションでした。
ちなみに過去にデリバリー専門の風俗店や風俗店の寮か待機室があって、女の子が病んで自殺したのが原因らしいと聞きました。
昼間から空気がどんよりとしていて、ほんとうに気持ち悪い一角でした。
どこがやってるの?
直営店じゃない!?
お店ホームページを見ていた時に、凄い違和感を覚えました。
2021年10月28日現在、海外初出店となるホーチミン店の情報が公式ホームページでは紹介されていません。また出店情報以外でも@Press(アットプレス)という有料プレスリリース発信サイトで情報発信をしているのですが、こちらにも情報が出ていませんでした。
お金を払ってプレスリリースを発信する会社であれば、海外初出店となると絶対にやってそうなイメージなのに…。
ただ、@Press(アットプレス)をよく見てみると、フランチャイズ店舗である2019年09月にオープンしたイオンモール柏店については情報発信をしていません。
今年6月にオープンした直営店舗の池袋2号店や、今はなき関西初出店の京都 河原町三条店は掲載されています。
あー、ほな、フランチャイズと違うか?
*2021年10月24日 公式フェイスブックページで紹介されていました。ちなみにフランチャイズ店舗であるイオンモール柏店も2019年9月23日(オープン3日前)に紹介されていました。
とんかつ屋さんとは関係ないようです。
福岡にもフランチャイズ店があったので、友人に『とんかつ屋さん(店名を失念)のお店ですか?』と尋ねたら、「絶対、そんなことない。もし、とんかつ屋さん系列か、とんかつ屋さんの友人とかだったら、ツイッターで宣伝しまくっているはずだけど、”食べた”くらいしか上がってない。だから、違う。」「どこが、やってるんだろう?」とのことでした。
*調べて、後述の会社名を友人に伝えると、友人が「それだと、期待薄だね」と言われていました。
GF CAPITALさんが運営っぽい
GF CAPITALとは
G-Factoryの子会社で、ホーチミンでは『まぐろ専門店 3代目かむら』や『宇奈とと』の運営しており、過去には『でびっとらーめん』のサポートを行っていた会社です。
全然、私の周りでは話題にも上がらなかったので、忘れるところでしたが、自社ブログで快挙を成し遂げたと言われていた『芋恋』もGFキャピタルさんの運営です。
ベトナムでの焼き芋需要のリサーチを兼ねてサービスをスタートしたところ、すでに話題を呼び、現地のSNSや日本語情報サイトで取り上げられると1日の閲覧数1位という快挙を成し遂げています。
*公式インスタグラムは66いいねが最高のようです。またSNSの更新が2021年7月3日で終わっているので、存続しているかは不明。
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”1日の閲覧数1位”って、どこのサイトなんでしょうか?
神田たまごけんの話題から逸れてしまうので、あまり突っ込まないですが、情報サイトやブログで記事をアップしたら初日くらいは、1日の閲覧数1位になるのは特別なことではないんですよね…。
まあ、多分ですが、Gファクトリーさんが運営している『教えてASEAN』か、教えてASEANのライターである”ごっちさん”のブログのどちらかだと思います。なんせホーチミンで一番有名なグルメブログにはGファクトリーさんの記事がありませんから。
ちなみに、いつもGFキャピタルさんのお店がオープンするとフェイスブックのグループページ『ベトナム日本交流会in Ho Chi Minh』に宣伝しているイメージですが『芋恋』は載ってなかったような…。
運営がGFキャピタルさんという根拠
間違っていれば教えて頂けると嬉しいのですが、ツイッターを徘徊していると、ごっちさんとGFキャピタルさんのやりとりをしているのがあったので、それで運営がGFキャピタルさんだと思いました。
というか、このやりとりは…(笑)
教えてASEANをGファクトリーさんが運営していて、Gファクトリーさんのベトナム子会社であるGFキャピタルさんが『神田たまごけん』を運営している。
そして、ごっちさんは教えてASEANのライターということを考えたら…。
神田たまごけんはデリバリー専門店
住所を調べると、”56 Trương Định, Phường Bến Thành, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh”となっています。住所は宇奈ととの1号店と同じになっていますが、デリバリー専門店とうたっているので宇奈ととに行っても食べれないんだと思います。
注文方法はラインとCapichi
注文はラインとCapichiというアプリで出来るようです。ラインに関しては、ごっちさんのブログでしか見つけられなかったのでマーケティング調査をしているのかも知れないのでリンクは貼りませんが、Capichiは下記となります。
https://order.capichiapp.com/ja/restaurant/824
ふわトロのオムライスと聞いてましたが、卵の固さはハードとソフトが選べるようです。
日本人的には、ふわトロ(ソフト)のほうが、好みな人が多いように思いますが、生に抵抗がある人が多いベトナム人にとってはハードとソフトを選べるのは良いですね。これだと、ベトナム人にもウケそう。
料金はリーズナブルとは言い難い
ベトナム人にウケそうとか言っておいてなんですが、価格を見てビックリしました。
一番安い『ふわとろオムライス』が11万9千ドン。
Capichiを使ったことがないので送料がいくらになるのかわからないですが、例えば2万ドンとしたら、オムライス1つを頼むと、約14万ドン。
お店だとピクルスや水くらいは無料で提供されるだろうけど、デリバリー専門店だしサイドメニューもセットもないようなので自分で用意しないといけない。
それを考えると、オムライス一つに14万ドンは気合がいる。
ベトナムナイズされた私は「(みんなが)美味しい」って評判を聞くまでは、デリバリーでこの金額は躊躇してしまいますが、進出コンサルを専門に行っているGファクトリーさん(GFキャピタルさん)がやっているので、ベトナム人には受け入れられる勝算がある金額なんでしょう…。
今後の勝手な予想
コロナで思うように運営が出来てないのだろうとは思いますが、『まぐろ専門店 3代目かむら』の話題が、オープン数日しか聞かなかったので、もし撤退とかになったら、あの場所に店舗としてオープンするのではないかと勝手に予想しています。
そうなると、個人的には食べに行きやすくなるので歓迎なんですが、『らーめん でびっと』が転けて、仮にも『まぐろ専門店 3代目かむら』が転けて、続いて『神田 たまごけん』が入ったら、GFキャピタルさん3度目の正直というポジティブ寄りに捉えることも出来ますが、コンサル会社に依頼している会社からすると”その場所で大丈夫?”となりますよね。
うーん、難しい。
余談
日本の『神田 たまごけん』は、”オムライス専門店 神田たまごけん”として営業されているようなのですが、ベトナムでは”ふわとろオムライスの店”としてCapichiには紹介されていました。
デリバリー専門店とも書いているので、”専門店”と”専門店”と同じ言葉が被るのを嫌ったのかなとも思いましたが、日本のお店でも”ふわとろオムライスの店”という記載がありました。
そしたら”ふわとろオムライス専門店”でも良いのでは?と思ったんですが、どうやらゴーストレストラン(他のお店と同じ場所、神田たまごけんの場合は鰻料理専門店の宇奈ととと同じ)は、「専門店」の記載をしちゃうと景品表示法に引っかかる可能性があるらしい。
ただ「専門店」の記載には問題があるとの指摘もある。景品表示法に詳しい成真海弁護士は「専門店として特定の料理を専門に扱う店なら、それだけおいしいと訴えかけることになる。実際は違うとなれば、景品表示法に違反する可能性がある」と指摘する。
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というか、ダラット産の芋をホーチミンで提供して地産地消、養殖しているマグロじゃなくて中部で獲れたマグロを使って地産地消やSDGsなどと謳っている会社が日本の法律である景品表示法とかを気にするとは思えないので、”専門店”と”専門店”と同じ言葉が被るのを嫌ったというのが、合っているのかも知れない。