東南アジアでも評判の悪いホーチミンにある日本領事館(在ホーチミン日本国総領事館)へ在留証明書を取得するために行ってきました。
ここ数年、Google Mapsにも日本人スタッフの対応が悪いという書き込みが増えており、また利用した友人や知人からも対応が悪いと聞いていました。今年の2月に『領事サービス向上・改善のためのアンケートへの協力のお願い』というのが届いており、改善されたのかと期待しながら5年ぶりくらいに領事館へ訪問しました。
ちなみにGoogle Maps上の『ナムフォン教育研究所』に、日本領事館へのクレームが数多く記載されているのをご存知ですか?
実は、これ、Google Maps上のナムフォン教育研究所のURLは、もともと日本領事館を示していました。
どうやって挿げ替えたのか定かではありませんが、いつしか挿げ替えられ、新たに日本領事館がGoogle Maps上に現れました。
たまに領事館の前を通ると、ベトナム人の行列を見ることが多かったのですが、コロナの影響からか、領事館前は守衛くらいしかいませんでした。
入館時に、日本のパスポートを提示します。そして中に通され、再びパスポートの提示を求められ、身体検査をされます。
この時に、携帯電話及びスマートフォンの電源を切るように言われます。『館内撮影禁止は納得出来るのですが、電源を切る必要ってあるの?』と思いながらも電源をオフにして入館。
以前来た時にも思ったのですが、日本領事館はそこそこ大きな敷地に、いかにもお金が掛かっている豪勢な建物なのに、利用出来る場所はショボい。50㎡あるのかな?
入館すると、ところどころにスマホ・タブレット・PCの電源をオフにするとか、撮影禁止とかの貼り紙はいっぱい張っています。
記載台に行っても在留証明書の届出用紙はなく、訪問時の館内には誰もいなかったのもあって、直接窓口で確認したところ、女性職員に発券機で案内番号を取って待つように言われます。
かなり無愛想だったのでGoogle Mapsの口コミに書かれていた”30歳位のおばさんの対応が最悪”と書かれていた人かなと思いました。
*若く見えますが、明らかに私より年上なので40歳位だと思いますよ。
昔、サービス業をしていた時に、私も経験あるのですが、(聞いてくる利用者が違っても)何度もしょうもないことを聞かれると、(また?と思いつつ)笑顔を忘れてしまうことがありました。多分、私以外にも案内番号を取らずに直接窓口へ来る利用者が多いのではないでしょうか。
これって、非常に簡単な配慮で解決します。
領事館の場合であれば、セキュリティーチェックのところで、セキュリティーに「スマホの電源をオフにして下さい。」と言わせることが出来ているのですから「中に入れば案内番号を取ってお待ち下さい。」と付け加えてもらうようにし、あちこちに注意喚起の貼り紙を貼っているのですから、『案内番号を取ってお待ち下さい。』という貼り紙も貼れば良いだけです。
もし既に貼っているのであれば、わかりやすいところに貼れていないってことだと思います。
届出用紙に記載し、窓口に行くと、遺産相続や年金受給以外では受理できないと、届出を断られてしまいました。
理由を尋ねると、法的機関以外への届出は受理できないとの説明があります。
ホームページに、そんなことは書かれていないと食い下がると、
ホームページの在留証明の部分を印刷された紙を見ながら、「ベトナムにおける住所を証明するもので,日本における遺産相続,不動産登記,年金受給と記載されています」と言われました。
私が見たホームページには”ベトナムにおける住所を証明するもので,日本における遺産相続,不動産登記,年金受給,銀行借入,受験手続等の際に必要とされます。”(日本領事館『在留証明』より)と記載されていたのですが、不思議です。
(大事なところを言ってないと訝しながら)「え!?」って言うと、
直ぐに奥へと逃げていき、代わりに中年のおじさんが現れました。そして、”届出事由に書かれている銀行・サービスを知らない”、”法的機関以外への届出以外には利用出来ない”、”法的機関以外への届出で必要になるとか聞いたことない”と重ねて断られてしまいました。
また法的機関以外は外務省に確認する必要があるとも言われました。しかし、ホームページの在留証明書の記載は”ベトナムにおける住所を証明するもので,日本における遺産相続,不動産登記,年金受給,銀行借入,受験手続等の際に必要とされます。”と記載されています。
銀行借入や受験手続をする際に在留証明書を提出するところは、法的機関ではないように思うのですが…。約7年、日本に帰っていないと、人によって認識が変わってしまうものなのでしょうか。
ちなみに私の届出事由は、インターネット銀行のオンラインアカウント作成です。(銀行から日本に住所がない場合は、在留証明書を取得して欲しい言われたから)
まとめ
対応に関して無愛想だとは感じましたが、領事館の職員から愛想を振りまかれても、それはそれで微妙な気もするので、別に良いんじゃないかなと思います。また今回の件に関しては、(全くもって必要ではないと思うのですが)銀行側とのやり取りを領事館が対応してくれるそうなので、とりあえずは大丈夫です。
ただ利用方法に関する案内は、必要不可欠な気はします。
あと無理だとは思いますが、届出用紙の日本語でベトナムの住所を記載する必要ってあるのかな?と疑問を抱きました。なぜなら約7年ベトナムで生活してますが、日本領事館の届出用紙以外で、ベトナムの住所を日本語で表記することって無くて違和感しか感じませんでした。