最近、ゴーバップに出来たというジンギスカン屋「善」へ行ってきました。オーナーは日系の家具屋さんとのことです。
美味しいお店や、面白いお店に行った時は直ぐにブログに上げたくなるのに、そうじゃなかった場合は、なんでこうも書くのが遅くなるんだろう。ここに行ったのは約2週間前です。
目次
ステーキ屋の間借りという斬新さ
お店があるのはゴーバップのマクドナルドから直ぐ近くの場所にあります。市内から来たらそこまで迷わないのですが、私の家から来ると、どこからは入っていいのかわからない通りにあります。(ぐるっと回って、ちょっと行くという感じ)
お店の住所のところにやって来たところ、この看板が掲げられています。
そして1階にはカフェが入居しているので『本当にあるのかな?』といった感じです。辺りを見回せば、2階はステーキ屋となってるし。
とりあえず「2階」という情報を聞いていたので、カフェに入り階段へ向かうと看板がありました。
看板を見ると安心。
階段を上がるとジンギスカンのノボリがあります。
テーブル席は合計で3つ。こじんまりとしています。
何と言っても、2階・3階にあるステーキ屋の、階段の踊り場を間借りしているという斬新さです。踊り場と考えると広いですが、お店と考えると広くはありません。かなり、こじんまりとしています。
日本人スタッフがおられました
日本人スタッフがおられ、何でお店を始めたのかとか、親会社がどうでとか、色々とお話を伺うことが出来ました。
ただ、この日本人スタッフの方は、会社から「やれ」と言われて、やらされている感が出ており、接客業は経験したことがないようで、かなり不慣れでした。(何が不慣れだったかは詳細は割愛)
メニューの写真を撮ったので
ざっと見たところ、ホーチミンでジンギスカンというと『群(Mure)』と比べてしまうのですが、そこと比べると少し高いのかなといった印象を受けます。
とりあえず注文したのはジンギスカンコンボ
はじめに鉄板(鉄鍋?)を持ってきてくれます。
コンボの内容はこちらです。(写真は撮り忘れ)
- ラム肉(スライスとステーキと書いてますが何も言わなければスライスが出てきます)
- 焼き野菜
- サラダ(人参とキャベツの千切り、ドレッシングなし)
- カボチャ(焼く用)
- きのこ(焼く用)
- 白ご飯 2膳
一通り出てくると日本人スタッフの方が説明してくれます。
「北海道でジンギスカンを食べに行くと、サラダじゃなくて浅漬けなんですよ」「浅漬けって言ったのにベトナム人スタッフが間違ってサラダにしちゃって」
『浅漬けでもサラダでもどっちでも良いんだけど、ドレッシングはないのね』と、思いながら話を聞きます。
白ご飯の話になると「日本のお米なんですよ」という割には、結局話を聞くとベトナムで作られているジャポニカ種とのこと。勿体ぶって話されていましたが、小売はしてなかったとは思うものの、そこそこ有名なところのものでした。
因みに、小売の許可が出たらしく、今後は小売をされるようです。
焼き方や食べ方の説明はなし
浅漬けと米の話を終えるとどこかへ行ってしまいました。
ジンギスカンって店員さんが焼いてくれる印象がありましたが、ここは自ら焼くスタンスです。また焼き方とか食べ方に関する説明はありません。
ラムと書かれていたけど、マトンじゃね?
ラムとマトンの違い
ざっくりというと、ラムが子供で、マトンが大人です。
ラム肉の方が臭みが少なくて、マトンは臭いというのが一般的な解釈だと思います。(これ、あながち間違っていないと思います。)
昔、バイト先の社長に北新地の料亭に連れてってもらい食べたラム肉を超える味のものはないのですが、そこのラム肉は後で知ったのですがミルクラムとかベイビーラムとか言われる生後3ヶ月未満の母乳で育った羊の肉だったようです。
(参考)羊肉の呼び方
ベイビーラム:生後3ヶ月程度で母乳を飲んで育った仔羊。
羊肉について – ジンギスカンWeb
ラム:永久歯が生えていない。おおよそ4~10か月程度。
ホゲット:永久歯が1本生えた状態。10ヶ月~12ヶ月程度。
マトン:永久歯が2本以上。生後10ヶ月~1年以上くらい。
焼き始めます
焼き台は、ガスコンロではなく炭の上に直で鉄板を乗せたというシンプルな構造になっています。
焼き方の説明がなかったので「群ってどうやって焼いてくれました?」などと、思い出しながら焼いてみました。
いざ、実食
つけダレは、どことなくキチキチ(回転鍋屋)のタレのような味がします。
肉は、薄くて臭みが強め、ニッスイの缶詰『焼肉 マトン』の肉と同じような味だったので、ラムとは書かれているが、マトンなんじゃないのかと思うレベルです。
日本人スタッフさんが激推しの米なんですが、米がどうこういう前にお米の炊き方が問題ありという感じで論外です。研ぐのが足りないのか、水が足りないのか、パサパサすぎて、『ジャポニカ種を使わなくても良くない?』という感じで、正直、路上で食べるコムタムの方が断然美味しいレベルです。
米の出すタイミングなんですが、肉とかと一緒に来るので、肉が焼けた時には冷めてるんですよね。(私は、出てきて直ぐに食べた感想です)
追加のお肉はステーキを選択
コンボはご飯が2膳ついているので2人前かと思いましが、二人ではお腹いっぱいにはなりませんでした。
追加で野菜と肉(ステーキ)を注文しました。
ステーキもスライスじゃない?
ラムのステーキなんてオーストラリアで食べた以来だから、16年ぶりだとか思っていたら、出てきたステーキの薄さにビックリ。数年前に流行って一気に拡大した『TiTi』のビーフステーキを彷彿とさせる厚さです。
部位が違うのか味は断然こっちの方が美味しい
想像の半分以下というか10分の1くらいの厚さにげんなりしていましたが、部位が違うのか、こっちはラムっぽくて臭みが少なくとても美味しかったです。
締めにカレーライス
夕飯に炭水化物を取らないようにしているのですが、せっかくなのでカレーライス(小)を注文しました。
「甘い」とは言われていた通り、子供でも食べられるようなマイルドな辛さです。米はカレーには合うのか、パサついているせいか美味しく感じました。
具が多めなのですがルーが少ない。最後は米だけという感じでした。
カレーの肉はラムではありませんでした。
ジンギスカン屋「善」の店舗詳細
マクドナルド ゴーバップ店から少し行ったところの筋を入れば、新しい感じの長屋の住宅街の一角にあります。
住所 : 25 Trần Thị Nghỉ, Phường 7, Gò Vấp, Hồ Chí Minh
Google Maps:https://goo.gl/maps/XLhh2fYJwc2Ytzpk9
*Google Maps でオーナーさんがアップしている肉よりも、実際は薄めのお肉なので注意してください。
お店を出ると撮影をしていました。
お店を出ると映画か何かの撮影をしていました。
人だかりは物珍しい程度で少なかったので有名な役者さんではないようでしたが、監督さんが白スーツという超目立つ格好だったこともあり、見物客の多くはその白スーツの人に視線を注いでいました。
ちなみに車椅子に乗られている方が役者さんのようで、白スーツの監督さんは凄く熱の入った演技指導をされていました。