ホーチミンで現地採用として働く人のブログ

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行く価値ゼロ!?『しゃぶ里&金舌ビュッフェ』

東南アジア(中でもインドネシア)に出店を続ける株式会社ダイニングイノベーションの『『しゃぶ里&金舌ビュッフェ(SHABURI & KINTAN BUFFET)』がベトナム(ホーチミン)に初出店。2020年1月5日にグランドオープンしました。

株式会社 ダイニングイノベーションとは

牛角などで知られる元レインズインターナショナル社長の西山 知義さんが2012年に創業。現在の社長は松宮 秀丈さんで、松宮さんはレインズインターナショナル時代に土間土間をヒットさせ、西山さんがレインズインターナショナル社長を辞めた後にレインズインターナショナルの社長となりました。
その後、2016年に西山さんのダイニングイノベーションに合流し、現在はダイニングイノベーションの社長をされています。

現在、ダイニングイノベーションは、日本を含む世界10カ国で266店舗を展開しており、東南アジアではインドネシア、フィリピン、シンガポール、カンボジアと合計60店舗以上(インドネシアだけで50店舗以上)有ります。

2012年 創業者西山の退任後、レインズインターナショナル代表取締役社長に就任。カリスマ経営者を失った1200店の組織を率いて、理念経営を引き継ぎ推進力を失う事なくレインズの再成長を実現した。 2016年 新たなる外食の価値を再び西山と共に創ると共に、これまでの数えきれない挑戦により得た知識と経験を次世代に繋ぎ、多くの素晴らしい経営者を生み出す事で、日本の外食をより豊かなものに、という志を持ち、ダイニングイノベーション代表取締役社長に就任。

CEO 松宮 秀丈 経歴 – Dining Innovation Ltd

しゃぶ里&金舌ビュッフェ とは

ダイニングイノベーションの中で、東南アジアで成功を収めているのが『しゃぶ里&金舌ビュッフェ』です。

そのため、グループの中で成功している『しゃぶ里&金舌ビュッフェ(SHABURI & KINTAN BUFFET)』がベトナム初進出の先駆けとなるのは当然の流れ。

2020年1月5日にグランドオープン

ハイバーチュン通りのノボテルホテル近くに店を構え、2019年年末よりソフトオープン。そして2020年1月5日にグランドオープンしました。

私がお店へ訪問したのは2020年1月3日の夜です。

わかりやすい看板が出ています

店内はテーブル席メインで広めの作り

店内はテーブル席メインで広々とした作りになっています。しかし、キッチンからの動線は客が頻繁に通る通路と同じなので、忙しくなってくると少し危険なようにも感じます。

テーブル席の間にはシルクスクリーンがあるので隣に知らない人が座るときは、間仕切りとして下ろしてくれるので気にならないです。(ただ、このシルクスクリーンによって空調のききが悪くはなります)

焼肉はテーブル中央のコンロで焼き、シェアをする形ですが、

鍋は一人ずつで食べる仕様となっています。火力調節もわかりやすく、噴きこぼれる心配はなく、使いやすくて非常に良かったです。

メニューの紹介

看板にあった写真を思い浮かべてからメニューを見てください。(わからなければ、少し上に戻ってください。)

和牛は追加料金が発生するオプションです。

はい、ここまで。

ここまでで看板に書かれている料金に含まれるメニューが終わってしまいます。

しかも、これは焼肉と鍋のコンボのメニューです。

焼肉食べ放題で食べられる牛肉は1つ(味付けは3種類)。あとは豚肉が2つ(味付けは2種類と3種類)、鶏肉が1つ(味付けは4種類)。

『正直、馬鹿げている』としか思えない

追加料金を払えば、まともなんじゃない?

そうです。追加料金を払わないと、イメージする焼肉には有りつけません。

看板に書かれている、およそ2倍の料金を払わないと、看板にある肉には有りつけません。(これ、日本だと叩かれるんじゃない!?)

マルキンビュッフェだと、この料金より20万ドン安くて和牛が食べ放題なんですからコスパ悪いよね?ってことで、レギュラーにしました。

ビールは有料ですが、ソフトドリンクの飲み放題(コーヒーもある)は料金に含まれています。

野菜&惣菜コーナー

野菜はどれも焼き野菜を想定されてはおらず、鍋に入れる用なのですが、種類はモーパラ並みに豊富です。

惣菜は、ローカル系のビュッフェならどこでもあるようなものから、カレーライスや唐揚げなどもありました。

焼肉や鍋のタレも豊富で薬味も色んな種類がありました。

焼肉は店員さんが焼いてくれます

90分という時間制限があるものの、焼肉は店員さんが焼いてくれます(焼かせてくれません)。それも、しっかり、じっくり、丸焦げベーコンのように。

ちなみに写真は焼きしゃぶです。

焼きしゃぶの肉でここまで焼くのって危険な肉でも使っているのかと逆に思ってしまうほどです。(ちなみに途中で取ろうとすると注意されるので、OKが出るまで待ちましょう)

鶏肉以外の焼き加減は、ベーコンさながらでした。

味は、冷凍解凍を失敗したような、肉の味が全くしない最悪なものでした。

鍋はセルフです

鍋のスープはメニューに書かれていないものを含めて6種類(昆布、鶏白湯、辛味噌、トムヤム、薬膳、あと何か)くらいあります。鍋のスープは2種類選んでも料金は一緒。

しかし、スープを2種類選ぶときは、昆布(オリジナル)と、どれかと決まっています。メニューに設定されていないので、その辺の融通は効きません。

選んだのは昆布(オリジナル)と鶏白湯です。

ちなみに鍋のサイズはかなり小さく、一般的なラーメンどんぶりよりも少し小さいです。

肉は最初に鶏・豚・牛の3種類が出てきます。(鶏はは撮り忘れました)

焼肉の肉同様に、肉の味が全くしない肉でしかも薄くて脂が多めです。牛肉なんかは牛丼用の肉だと思うくらいに酷かった。

締めはうどんにしました。

感想

『看板の写真はイメージです』

それを地で行くようなお店です。写真のものは看板に表示されている料金では食べることが出来ません。表示されている料金の約2倍となっているので、安いと思って入った人が『詐欺だ!』と日本だったら大炎上していてもおかしくないように感じました。

また食べ放題は時間制となっているものの、焼肉は店員さんが焼いてくれるというサービス精神旺盛で、ガッツリ食べたいような人や焼き方への拘りがある人には不向きなお店です。

一人鍋は良心的なように見えて、具材を入れるスペースが少ないため、これもまたガッツリ食べることが出来ません。

食べ放題とは言ってますが、随所随所にガッツリ食べたい人を拒む趣向が凝らされているようにも感じられます。

他にも選択肢が多くなっている今のホーチミンにおいては、わざわざ行きたいとは思わないレベルです。

しゃぶ里&金舌ビュッフェの店舗詳細

ハイバーチュン通りとチャンカオバン通りの交差点にあるビル1階に入居しています。今もありますが、かつてここは夜22時になると、カエル粥(Chao Ech)の屋台が出て、爆発的な人気を誇っていたところです。また近くにはフォーピースのハイバーチュン店もあって、場所としては凄く良い場所だとは思います。

肉が悪いものの、スタッフのホスピタリティーや肉以外が良いので、そこを重視しているようなニーズにマッチすれば、大人気のお店となっても不思議ではないのですが、個人的には行く価値が見出せないお店です。(強いてあげるならば鍋だけなら有り)

住所:155 Hai Bà Trưng, Phường 6, Quận 3, Hồ Chí Minh

Google Maps:https://goo.gl/maps/zrPrGDf3RP3nPzJ27

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