在宅勤務になって約3ヶ月、更新が途絶えてからも、ほぼ3ヶ月。
在宅勤務になる前は、既に在宅勤務になっていた友人などから「毎日が暇」、「会議がなければ、やることがない」、「昼間から酒を飲んでいる」などと聞いていたので、同じように暇になるんだと思っていた。
しかし、レンタカー会社の仕事は、在宅勤務になってから、逆に多忙になった。
日々変わる法規制への理解(日本語訳は疎か英語訳すらないことが多いので大変)やそれらの対応(お客様への説明や対策など)するだけでなく、ツイッターやブログで根も葉もない情報(と、いってもベトナム人コミュニティーで噂になっているのを日本語訳しただけ)を垂れ流している輩が多くて、それを真に受けたお客様からの『(こういう噂がありますが)本当ですか?』という問い合わせの対応(これは、めっちゃ多かった)。
中でも見下して笑うしかなかったのが、”常識人やったら絶対にわかるやん?”っていう、装甲車や軍隊の写真を送ってきて『軍の管理下に置かれたってことは、これからどうなるんですか?』っていう質問。”軍に支援を要請した”というニュースは出ていても、何をどうしたら軍の管理下とかいう誤解するんやと思ってたら、ツイッターで散見されたのにはビビった。”コロナはクーデターちゃうぞ”と思いながら、お問い合わせがあったお客様にはベトナム語のニュースや軍のホームページの情報を翻訳して説明するとかいう意味のわからん仕事をした。軍のホームページなんて、ミリオタじゃないから初めて見た。多分、最初で最後やと思う。
噂やフェイクニュースであっても、元ネタ探し、情報が不正確であることの説明と論拠、現在の規制に関する説明という本来しなくても良いような仕事の毎日。
結局、在宅勤務になってからは毎日のように深夜2時3時まで仕事をする日々が続き、今の所、一つも仕事をしなかったのは9月2日だけ。ただ今週水曜日にようやく山を越えたようで19時には仕事が終えれるようになった。
そういえば、イラッとしたことがあった。
コロコロ変わる交通規制で対応が大変な時に、日本領事館のタカギと名乗る男からの電話だ。
多分、領事館の人じゃないので電話番号を晒すのは控えるが、『在住者からホーチミン市内の移動についての問い合わせが多くて…』『現在の交通規制について運用状況を教えて下さい。』『御社をホームページなどでご案内致します。』と言われ、前2つくらいなら簡単な説明に止めるが、最後の日本領事館で無料で宣伝してくれるとか言われたら、懇切丁寧に規制の説明や規制に関する対応方法、またお客様が必要なことまで教えてもうた。しかも、3回も。
結局、今も紹介してもらえてないし、ワクチン接種の案内にも確認しているタクシー会社にも記載がなかった。今、思うと、癒着とかない政府関係が無料で紹介してくれるなんて美味しい話が転がってくるなんて、普通に考えたらあり得ないことくらい何で気付けなかったんやろうか。多分、同業者からの電話なんやろな、固定電話ちゃうかったし。