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夜の定番ローカルフードと言えば
夜の定番ローカルフードと言えば迷わずBot Chien(ボッチン)と言います。
ただ私が知っているところは、どこも23時くらいには終わってしまうので、遅くまで飲んでいない時に限りという枕言葉がつきますが。
中でも3年前まで住んでいた3区のNguyen Dinh Chieuの家からもバイクで3分のところにあったお店がおすすめです。
屋台でやっているところもあり、ベトナム人の友人知人に色いろと聞いて、5区、10区、11区まで足を伸ばしたこともありましたが、結局は今回紹介するお店に良く行っています。
ベトナム風 揚げおかきと言いたい
Bot Chien(ボッチン)とは、Botが粉、Chienが揚げるという意味があり、直訳すると粉揚げになります。
Banh Xeo(バインセオ)が、ベトナム風 お好み焼きと称されるのであれば、Bot Chien(ボッチン)はベトナム風 揚げおかきといいたいと思っています。
登龍門的なお店「Bot Chien Dat Thanh(ボッチン ダッタン)」
多くのBot Chien(ボッチン)のお店は、屋台のお店が多いため、ローカルフード初心者からは『衛生面が』と気になってしょうがないと思います。
しかし、登龍門的なこのお店は店舗になっています。
路上の屋台ではないの『衛生面が』と言われる方には安心して入れると思います。


お店の場所も、そこまでローカルなエリアではありません。
Cach Mang Thang 8通り(8月革命通り)からVo Van Tan通りに入って直ぐのところにあります。
オーソドックスな食べ方
注文方法は簡単です。
ここに来る方の目当ては、ベトナム人であってもBot Chien(ボッチン)なので、発音に自信がなければ人差し指を立てて『1(モッ)』と言えば大丈夫です。(二つ欲しければハイです)

混んでなければ3分としないうちに出てきます。

・黒いのが専用のたれ(甘め)
・白いのがパパイヤの千切り
・ボッチン(卵とねぎが乗ってます)
食べ方は、人それぞれなのは当たり前なのですが、オーソドックな食べ方を紹介します。
黒いたれにお好みで調味料を入れて混ぜます。
調味料は唐辛子の奴が2種類とスイートチリがあります。(写真にはスイートチリが写っていません)

こんな感じです。

続いて、パパイヤの千切りをボッチンの上に乗せます。

この上に、先ほどのたれをお好みの量だけかけます。

完成。
これをフォークで食べていきます。
人によっては、たれをかけずにつけて食べる人もおられます。
また、たれじゃなくてスイートチリをかけて食べる人もいるようです。
屋台でテイクアウトすると、たれは別の袋に入れてくれますが、たれを入れる皿をくれないため、毎回かけていたので、このスタイルになっています。
感想
ベトナム人の友人とかには、「日本語で説明すると”揚げ餅”です」と言われることが多いのですが、餅というイメージで食べてしまうと、物足りなさが半端ないです。
一見、韓国のトッポギのように感じられる部分があるので、餅でも良いのかなと妥協しようかと思うのですが、全然弾力がありません(トッポギよりも餅っぽさがありません)。
そうなってくると、何だろう?
ってなると、先述した「揚げおかき」だとしっくりくるんです。(揚げ餅じゃなくて、揚げおかきとして浸透させたい)
日本のおかきは、餅を乾燥させて炙り焼きにしているのですが、こちらは焼かずに揚げているといったところです。
揚げているおかげで、カリカリとした部分が堪らなく美味しいんです。
「Bot Chien(ボッチン)?そんなもん知らねーよ」って人ほど試してほしい一品です。衛生面が気になる以外、どこ行ってもそこまで外さないので試してみる食べ物としては、どこで食べても安心です。