ホーチミンで現地採用として働く人のブログ

生活情報, 駆除系

やけど虫を撃退した晩、蚊と蟻に蹂躙される

ホーチミン市郊外のホックモンに住んでいた1年間でもやけど虫を見たのは数える程。しかし今の9区に引っ越してからは、度々目にすることがあります。

やけど虫とは

画像引用元:Wikipedia

家にやけど虫が出ると、直ぐに殺してしまい写真を撮らないので写真はWikipediaから拝借。

やけど虫は、通称です。実際はアオバアリガタハネカクシというらしく、蟻のような見た目でオレンジ色の胴体が特徴的です。大きさは1cmにも満たず、蟻の大きさと大して変わりません。

やけど虫は、温暖な気候と湿地が好きで、湿地帯や水田が近くにあるところでは目撃されることが多いようです。私自身、ベトナムに来てから初めて存在を知り目撃したのですが、なんと日本全土に生息しているようです。東南アジア特有の虫ではない。

こいつの厄介なところは、何と言っても体液中に毒を持っていることです。その毒が皮膚に付着すると、やけどのような症状が出ます。また死んでいても毒はあるので、気安く触るのは禁物。

やけど虫を撃退

今のアパートに入居して直ぐに、やけど虫を見つけた際ので蟻が出入りできそうな穴や隙間も含めて見えるところは塞ぎました。それから、しばらく(約3ヶ月)、部屋の中で目撃することはなく、穴塞ぎ作戦が功を奏していたと思っていたのですが…。

先週くらいから、ちょくちょく部屋の中でやけど虫を目撃するようになり、見つけるたびにターボライターで燃焼。どこから湧いてくるのかと不安になっていました。

そんな折、キッチン周りを掃除していたら、シンクの下に3匹固まっているのを発見。ターボライターで燃やして、シンクの下に殺虫剤を大量噴霧。そして穴には接着剤を流し込んでクローズ。

衝撃的な下半身

安息を手に入れ、いつものように窓を開けて、就寝。

明け方、下半身の猛烈な痒みに襲われ目を覚ましました。

上半身はほぼ無傷なのに、腰から下、膝上まで蟻に刺されたような無数の点々、ところどころには蚊に噛まれたような赤い膨らみがあります。中でも痒いのは、Scrotum(オーストラリアのおみやげではない)と鼠蹊部周辺です。鼠蹊部は数も多く、風俗店へ行ったら女の子に引かれるようなレベルで、自分で見ても気持ち悪い。

薬局にて薬を購入

ベトナムの薬局は、症状を口頭で伝えたり、患部を見せたりするだけで、日本だと処方箋がいるような薬も買えるのが良いところ。

朝一に、アパート内の薬局に行き、太ももをチラ見せして購入。

出されたのは、一般的な市販薬『ロート製薬 メンソレータムのREMOS かゆみ止め』。

ANTI-ITCHとあるようにかゆみ止めで、抗炎症、抗菌、皮膚回復の有効成分が入っているようです。痒みこそなくなるものの、症状が和らいでいるようには見えません。1日、2日で治るものでもないんでしょうが。

1本使い切った晩、臀部に2ヶ所、蚊に刺されたよりも少し大きな赤い膨らみがありました。寝てる間にかいたのかシーツには血が付いていました。

薬局に行き、かゆみ止めだと効果がないように感じることを伝えると、出されたのはREMOS IB。(ロートのサイトでは金額は2,000ドンしか違わないようですが、私が購入したところでは10,000ドンの差がありました。)

あくまでも個人的な主観なんですが、家庭用と業務用の違いなように感じました。

薬局の店員さん曰く皮膚再生成分が入っているかどうかのようなことを言ってましたが、ストロイドが入ってるとかないとかの違いもあるのかも知れません。

これで効かなかったら、緑の液体に頼るしかないと思い、何でも治る魔法の液体も購入。

何でも治る驚異の万能薬

2日後…

REMOS IBを塗り始めてから2日後、痒さはなく症状が和らいできました。少し跡は残っていますが、風俗に行っても引かれないレベルです。多分。

しかし、

臀部に刺された2カ所のうち腰に近い方が腫れてきました。そして硬くなっており、座ると痛みを感じます。というか、座らなくても、じ〜んと鈍痛が時折襲ってくる状態。臀部は自分では見れないので触った感じ、化膿しているよう。

薬局に行き、例のごとく症状を伝え、飲み薬を希望したところ、

Augmentin(オーグメンチン):細菌感染症治療に使用される抗生物質
OP.ZEN:腫れを緩和させる?(情報がベトナム語ばかりで良くわからず)
マルチビタミン&マルチミネラル

3種類の飲み薬を処方されました。1日2回服用、三日分で合計165,000ドン。

ちなみに「鶏肉だけは食べないで!」と言われました。

このページを共有する
PVアクセスランキング にほんブログ村